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クラウドファンディング とは?基礎知識とメリット・デメリット。




クラウドファンディングは、クリエイターや起業家・事業家が資金調達する方法として世界中で注目がされ、日本でも頻繁に行われています。

クラウドファンディングを活用することで、新製品や新たなアイディアをサービス展開する際に必要な資金調達することが出来て、多くの人にプロモーションをすることができるというメリットがあります。

今回は、クラウドファンディングというものがまだ詳しく理解できていない人向けに基本的な知識やメリット・デメリット等をまとめて紹介したいと思います。

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、英語でCrowdFundingと称されます。

群衆の意味を持つ、Crowdと資金調達の意味を持つFundingが組み合わされた造語で、「こんんモノやサービスを作りたい」「この社会問題をこんなふうに解決したい」と言った革新的なアイディアやプロジェクトを実行したい起案者であるクリエイターや起業家がインターネットを通じて、人々(Crowd)から資金を集める方法のことを指します。

一般的な資金調達は、企業が銀行から融資を受けたり、他の企業やVC(ベンチャーキャピタル)や個人投資家から資金を集めその代わりに、株式を発行するという形態が主流でした。

クラウドファンディングは、インターネットを介してクラウドファンディングプラットフォーム上でプロジェクトやサービスを説明し、プロモーションを掛けて資金提供を受けることができます。

資金提供側も投資家ではない一般の人のケースがほとんどのため、気軽に応援したいサービスをサポートできる仕組みと言えます。

例えば、ある起業家が社会問題解決のためのプロジェクトを起案したとします。

それに対して明確なプロジェクトの情報をクラウドファンディングサイト上で公開します。

  • 社会問題の問題点
  • なぜ、その問題を解決したいかプロジェクトに対する思い
  • どのように実行させるかのプロセス
  • 資金がどれぐらい必要なのか。

クラウドファンディングサイト上で見たユーザーがサービス・プロジェクトに共感した場合、起案者に対して出資をし、支援者となります。

プロジェクトに支援した人が少額ずつ資金を出し合い、目標としている資金が集まった時点でプロジェクトが成立しその資金を運用しプロジェクトを実行していきます。

クラウドファンディングは慈善事業ではないため、起案者が出資者に対して何らかのリターンをプロジェクトへの出資を募る時に提示し、プロジェクト終了後に事前に提示した見返り・リターンを行います。

クラウドファンディングサイトの運営者は、集まった金額の10〜20%を手数料として徴収する形になるのがクラウドファンディングの仕組みです。

クラウドファンディングの4つのタイプ

クラウドファンディングは、資金調達をする新たな仕組みですが、募った資金のリターン(特典)の在り方によって「寄付型」「投資型」「融資型」「購入型」の4つのタイプに分かれます。

クラウドファンディング「寄付型」

集めた資金を全額寄付に当てて、リターン(特典)が一切ない形で運用されるタイプのクラウドファンディングです。

募金に似ていますが、寄付型クラウドファンディングの場合はインターネットを通じて不特定多数の人から資金を集めます。

よくある募金は、沢山の人に声を掛けて募る街頭の募金活動であったり、発信力を利用したメディアを通じて行うチャリティー基金が主ですがクラウドファンディングの場合はインターネットを利用した資金の集め方と言えます。

認定NPO法人や自治体、学校法人が活用するケースが多いですが、寄付型のため使用で資金が使われていないかを確認できる透明性のあるプロジェクトがどうかを見極める必要があります。

クラウドファンディング「投資型」

出資者がプロジェクトで出た利益から配当というかたちでリターンを受け取る投資型クラウドファンディングです。ソーシャルレンディングと呼ばれることもあり、1口1万円〜10万円と言った少額で投資ができる案件が用意されています。

運用利回りは、年率2%〜6%ぐらいと言われており、証券会社やソーシャルレンディング口座を開設して投資を行います。

投資型の出資者は、資産運用として始めることができてプロジェクトの評価が高ければ高いほど起案者の企業は資金を集めることができます。

出資者の注意点としては、プロジェクトの配当という形でリターンを受け取るため年率の目標は設定されているものの元本の保証がされていないという点は注意しておきましょう。

クラウドファンディング「融資型」

出資者が利子という形で一定のリターンを受け取る融資型のクラウドファンディングも存在します。

投資型と似ており、こちらもソーシャルレンディングと言われることもあります。

異なる点は、出資者が利子という形で一定のリターンが保証されているため高金利の案件も多く存在します。

融資型のクラウドファンディングにも元本の保証がされておらず、融資している企業が倒産などした際は損失が出る場合はあります。

ですが、株式投資やFXと比較して投資型も融資型も簡単に始めることができる投資の1つで、株式市場・為替市場の影響を受けないので難しいことは必要なく投資後は収益が入るのを待つだけという投資スタイルができます。

クラウドファンディング「購入型」

クラウドファンディングとして一番注目を浴びて、活用されているのは購入型です。

投資という側面は持っておらず、出資者は金銭以外の商品やサービスをリターンとして受け取ることができるため購入型と呼ばれています。

リターンとして設定されているものは、プロジェクトで生み出されたサービスや商品が出資者に還元されることが多く、これから流行となる新商品やサービスをいち早く獲得ができるというメリットがあります。

購入型はバラエティが富んだものが多く、便利グッズからアニメ・映画製作など多岐にわたります。

急成長するクラウドファンディング市場

クラウドファンディングは、不特定多数の人々から資金を集めることで世の中をよくしたり新しいサービスが生まれるということで急成長している市場の1つです。

アメリカでは、市場規模は大きく特に有名なのは、2008年にリリースされた「IndieGoGo」た、翌年2009年にリリースされた「Kickstarter」などです。

Kickstarterは日本進出が決まっており、日本でも注目が集まるクラウドファンディングと言えます。

関連記事:アメリカ大手クラウドファンディング「Kickstarter」が9月に上陸。

日本でも2011年に初めて「READYFOR(レディーフォー)」が開設後、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」やサイバーエージェントの子会社である「Makuake(マクアケ)」など次々とクラウドファンディングが登場しています。

クラウドファンディング参加へのデメリット・リスク

クラウドファンディングは、資金調達をする起案者はより良い商品やサービスを世に送り出す事ができ、出資者はそれをサポートができるという素晴らしい仕組みですが、そこにはリスクも存在します。

出資者のリスク・デメリット

出資者のリスクは、目標額に達しても起案者がプロジェクトが遂行できないという可能性もあり、世界的に見るとそういった例も存在します。

投資型・融資型も想定している配当や利率を受け取ることができないというリスクもあります。

クラウドファンディングの特性上、元本が保証されていない投資型・融資型のリスクや購入型もまだ世に出回っていない商品やサービスのため口コミなども存在しておらず、想像していたものと異なるなんてこともありえます。

リスクを知った上で、出資者もクラウドファンディングに参加する必要があります。

起案者のリスク・デメリット

プロジェクトを起案した起案者は、責任を持ってプロジェクトを遂行させる義務が発生します。なんとなく初めてみたという理由では、無責任です。

もちろん、クラウドファンディング運営会社の審査などが入るケースがほとんどですが、プロジェクトの計画やリソースの確保など企画を練る必要があります。

銀行からの融資と比べて比較的ハードルが低く、事業計画書が不要な分、インターネット上で閲覧しているユーザーからの指示を得ることができなければ資金は集まらないのでプロモーションからプロジェクト実行まで戦略は必要です。

また、資金を集めている以上、出資者に対する経過報告は必要業務のためクラウドファンディングで資金を集めたことで発生する業務なんかも存在するのでリソース確保ができる状態でなければいけません。

メリット:クラウドファンディングでプロモーション活動

自己資金や銀行からの融資でプロジェクトを行う場合は、別途プロモーション費用を設けて宣伝する必要がありますがクラウドファンディングでは、プロモーションを兼ねてサイトを利用することができます。

アイディアをクラウドファンディングサイト上でシェアすることで出資金を集めるだけでなく、サービスやプロジェクトの宣伝として活用することも出来ます。

クラウドファンディングは、共感できるサービスや出資に見合うリターンをもとに資金が集まる特性があるためマーケティングテストとしても利用できます。

つまり、クラウドファンディングで資金調達ができない商品やプロジェクトは、人々の共感を得ることが出来ないということなので自己資金で行ってもプロモーション費用が膨らむ一方で成功する確率が低いともとれます。

こういった形で、クラウドファンディングを起案者は上手く活用することができればメリットは高いといえます。

まとめ

クラウドファンディングは、インターネットサイトを通じて、世の中に呼びかけ共感した人から広く資金を集める資金調達の方法の1つです。

これから伸びていく市場の1つであり、日本国内だけでも40以上のプラットフォームが存在しています。

資金調達を考えているクリエイターや起業家は実現したいサービスがクラウドファンディングとマッチするのであれば活用するのも手ですし、投資家や一般ユーザーも目に触れるためプロモーションとしても役立ちます。

クラウドファンディング経由で個人投資家が、個人的に投資をしてくれるなんてことも有り得る話で、投資家も注目しているクラウドファンディングを活用してみるのは手です。

出資者も起案者もメリット・デメリットを知った上で、クラウドファンディングを活用していきましょう。







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